B型慢性肝炎の方の治療としては、核酸アナログ(バラクルードやテノゼット、ヘプセラなど)の経口薬が広く使われています。
この治療では、B型肝炎ウイルスの増殖を抑え、血液中のHBV-DNAを下げることが出来ます。これによって、肝炎を沈静化させ、肝硬変の進行や肝がんの発症を抑えることが可能とされています。
このように、大変優れた治療法ではありますが、一方では、肝臓内のウイルス量を減らすことは難しく、長い間、薬を内服する必要があります。
一部の患者さんでは、インターフェロン注射(ペグインターフェロン)を組み合わせることで、ウイルス量を下げることが出来ることが報告されています。そこで、核酸アナログとペグインターフェロンとを組み合わせる治療法の効果を検証する臨床研究を開始し、対象となる患者さんを募集しています。
以下の施設で治療を受けることが出来ますので、興味をお持ちの方はお問い合わせ下さい。
自治医科大学附属さいたま医療センター 消化器内科 浅部伸一 浅野岳晴
さいたま赤十字病院 第一消化器内科 甲嶋洋平
東大宮総合病院 総合内科 神田大輔
埼玉メディカルセンター 消化器内科 金子文彦
さいたま市民医療センター 内科 中島嘉之
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