C型肝炎 非代償性肝硬変の新規治療薬

今までのC型肝炎の治療薬は慢性肝炎または代償性肝硬変の方を対象としていましたが、より肝機能の悪い非代償性肝硬変の患者さんに対する国内初の薬が新たに発売されました。

・エプクルーサ錠 (ギリアド社) で、1日1回1錠内服します。 薬効としてはソバルディ(ギリアド社)と新有効成分であるベルパタスビルとの配合剤になります。

・非代償性肝硬変の方では12週間での治療となります。

・前回経口薬による治療不成功の方でも、リバビリンと併用し24週間内服で、高率に治療成功を達成可能です。

・遺伝子型(genotype) 1型でも2型でも効果があります。

・重度の腎障害又は透析を要する方では使用できません。

マヴィレットに加えエプクルーサの登場で治療対象となる患者さんが更に増加し、C型肝炎の撲滅を目指す時期にきているようです。